KAI全体像

英語を勉強する人が到達したい英語レベルとKAIの学習サービスの関係

英語学習に取り組む前にこのページの記事をお読みください。

2020年6月15日メルマガより

みなさん、おはようございます。
KAI の落合です。

英会話が上手になりたいという声は多いですよね。
ところがそう思ってはいてもなかなかうまくはなれないものです。
最大の理由は「ペラペラのイメージ」と「努力のイメージ」の質・量・方向の不一致です。

まず、夢見るお花畑の段階の人は論外でしょう。
これは外から「他人」を見てあこがれているだけの段階ですからね。

せめて、妄想の段階である必要があります。
これはイメージが「自分」中心になり、ネイティブとぺらぺらしゃべっている「自分ってかっこいい」と毎日思っている状態です。
その段階になると、どんな場面でしゃべっているのか、いつまでにそうなりたいのかという具体性を帯びてきます。

ただ、この段階では何をどうしたらよいのかはわかりません。
怪しい教材にも簡単にはまります、ハハ。
また、「会話をしたいのに文法が必要なんですか?」のようなトンチンカンなことも聞いたりします。

次の段階は、具体的に行動を起こしてはいるけど一向に上達している感じがしないレベルです。
ここには「イメージと現実との質的ずれ」があります。
聞くだけとか、カタカナ英語とか、5歳児英語とかいう甘いことばに乗ってやってはみたものの思ったレベルにはなりません。
聞くだけで効果があるのは文法と語彙がほぼ完成している1%の人のみです。
やるべき内容や定着度などの質が本来目指すべきものと違っているのです。
また、カタカナ英語や5歳児英語は一定の効果があるかもしれませんが、英検4級~3級程度になるというだけです。
それはCEFR のA1 レベルで「自分や他人の紹介、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物についてなどの会話ができる」程度です。
これではイメージしているペラペラとはほど遠いですよね。

ようやくまともな会話ができ始めるのが次の段階です。
学習の全体像がわかり始めます。
会話だけが上達するというのはありえず、文法や語彙も必要だという現実にも気づくでしょう。
CEFRではA2(準2級レベル)で「ごく基本的な個人的情報や買い物、仕事など直接関係がある領域のよく使われる表現を理解できる」レベルと定義されています。

しかし、英会話ができるようになりたいと思っている人が持っているイメージは「旅行をしているときに起こりそうな、たいていの事態に対処できる」レベルではないでしょうか?
これはCEFRのB1(2級~準1級)レベルなのです。
ここには「イメージと現実の量的ずれ」があります。
A2 から B1 になるのはそれまでの2~3倍の努力が必要ですから、「ペラペラのイメージ」とそれに必要な「努力のイメージ」のずれの間で挫折してしまうのです。

A2レベルは中学英語です。
speakingに関しては東大受験で求められるのもここまでです。
そこで会話を目指す方はここから先は上ではなく横に努力をするとよいでしょう。
上に伸ばすことでピラミッドのすそが自然に広がるにはB1 レベルの努力が必要です。
でも、会話だけでよいという方はこの段階で「文法や長文など上に行くイメージ」を「実際に会話で使う表現を増やす横へ行くイメージ」へと「努力の方向的ずれ」を修正するのです。
さまざまな話題についてセルフトークし、トピックをノートにまとめていくのが上達のコツです。
正確でなくてもスピードと人間力があればB1レベルの人を超えることができます。
逆にB1 レベルの人でもその訓練をしなければ文法は正確でもたどたどしいままです。

ただ、そのためにどうしても必要なのは中学レベルの文法や語彙ですね。
中学レベルと言っても簡単ではありませんよ。
(中学レベルのイメージと現実の差については別の機会に言いましょう)
それをマスターするのが Top Speed English Stage 2の「おとなのための中学英語」です。
その後はE ラーニングで表現を増やしていきましょう。
1年もするとイメージ通りに話せている自分がいるかもしれませんよ。

では、今週も楽しく英語を進めましょう。

KAIの教材を購入する人や講座を受ける人は次の表を参考にして、何を学習するかよくご検討ください。

KAIには、ご自分が望んでいる英語レベルに確実に到達できる教材や講座があります。

よく取り組み方が分からない方はやみくもに始めないで、まずご相談ください。


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